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激変する「廃プラスチック」の行方

2019.01.17

お知らせ

安倍晋三首相も海洋プラスチックの問題について言及される昨今、
先日、テレビ東京「ガイアの夜明け」で「廃プラスチック」が取扱われました。

「廃プラスチック」とは(以下、「廃プラ」と略称)、産業廃棄物の定義の一つ「限定列挙された20種類」に該当する
事業活動に伴って生じた廃棄物です。
例)合成樹脂くず、合成繊維くず、合成ゴムくずなど、固形状、液状のすべての合成高分子系化合物等

プラスチックゴミが、海洋汚染を招き、野生動物の死を招いていることがよくニュースで取り沙汰されています。
世界各国で今後プラスチックのストローやマドラーを使用禁止にしていく等、世界レベルでこの問題は取り組まれています。

 
出典元:PlasticsSmartプラスチックを取り巻く国内外の状況<第3回資料集>(環境省)
URL:https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdfを加工して作成

 

しかし、現状、我々の身の周りには、プラスチックが溢れています。
これまで日本や欧米諸国は廃棄物となった廃プラの殆どを中国に輸出していました。
(廃プラは、そのままではリサイクルの原料とはいえない残渣を取り除く必要のある手間がかかる状態で輸出)
中国にとっても、プラスチックは原料から生産するよりも人手をかけて残渣を取り除きリサイクルした方が
はるかに安上がりに済むというメリットが有ったからです。
そうして、日本はこれまで年間百数十万トンの廃プラを中国に輸出していました。

ところが、中国国内で廃プラによる環境汚染が社会問題に発展し、
2017年12月末、中国政府はついに廃プラ輸入禁止に踏み切ったのです。
現在、代替輸出先となっていたタイやベトナムなども禁輸に踏み切り、
さらに他の東南アジア諸国にも同様の動きがあります。


出典元:PlasticsSmartプラスチックを取り巻く国内外の状況<第3回資料集>(環境省)
URL:https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdfを加工して作成

 

そこで環境省は、国内のリサイクル設備の導入支援強化を図り、効率的な設備を導入する処理業者に対して
費用の1/2を補助する為の予算も大幅に拡大(H29年度:4億円、H30年度:15億円)する等、対策を始めています。


出典元:PlasticsSmartプラスチックを取り巻く国内外の状況<第3回資料集>(環境省)
URL:https://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-03/y031203-s1r.pdfを加工して作成

 
現状、残念ながら、日本で排出されている廃プラは、国内で滞留している状況です。
(廃棄物中間処理会社はこれまで廃プラを資源として輸出(販売)して処分していたにも関わらず、
今は費用をかけて処分しなければならない状況ですし、その処分先も処理能力が追い付かない状況)

廃棄物中間処理会社から悲鳴があがっているという記事も見かけますが、同番組では現場の今を視聴する事が出来ます。

見逃した方はこちらから視聴可能です。

出典元:テレビ東京ビジネスオンデマウンド
https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber4/preview_20190115.html
(視聴には登録が必要です。有償サービスとなります。詳しくは該当サイトをご確認ください。)

 

今後の廃棄物に対する取り組みは企業の明暗を分けるといっても過言ではありません。

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